2009年02月17日

MMACフォーラム2009 その2

調子に乗って、もう一つご紹介

早稲田大学の太田先生
「周波数利用効率向上を目指す新たな変復調技術の研究の必要性と一例のご紹介」

普通の人は、変復調なんて、興味ないんでしょうが、ぼくは、こういうの結構好きだったりします。学生時代は、変復調関連やってたし、昔は、効率のいい変復調を勝手に考えていたりしました。
CDMAや、OFDMのようなものが出てきて、もう考える余地がないのではと思っていたのですが、Shannonの理論限界には、まだ達していないそうで、まだ、効率を上げる余地は残っているそうです。
(前にも書きましたが、単位あたりにたくさんのデータを送れるほど、効率がいいことになるのですが、変復調を、工夫すると一度に送るデータ量が増えたりします)

じっくりお話をお聞きしたかったのですが、講演時間が限られていたので、随分、飛ばしてらっしゃったのが、ちょっと残念でした。
今度、機会があれば、たっぷりお話をお聞きしたいものです。

なんだか、良い刺激をもらいました。
特に、何かが変わるわけではないのでしょうが、たまには、こういう刺激も必要なのかも知れませんね。
posted by mogura at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

MMACフォーラム2009

 もう、数日経つのですが、MMACフォーラム2009というのに行ってきました。MMACというのはマルチメディア移動アクセスのことだそうです。
 将来の、無線について、いろいろな講演があったのですが、その中で意外だなと思ったのは、

横浜国立大学の河野先生が講演された、
「無線アドホックネットワークの医療応用;BANの研究開発と標準化」
でした。

なぜ意外だと思ったかというと、医療という言葉。医療と言えば、無線はタブー(携帯電話を使っちゃいけません)のようなイメージがあるのですが、挑戦されている方がいるんですね。
確かに、胃カメラのようなものが、錠剤のような形になって、ケーブルレスで、制御可能になれば、患者さんに対しても、かなり負担が減るでしょうね。
そんな中、医療での利用を考えている無線規格は、UWBだと仰ってました。理由は、雑音レベルより低いレベルに拡散されるため、医療機器や人体への影響が他の無線方式より少ないからだそうです。
普通、無線は、如何に遠くにデータを伝送するかを考えるので、飛ばすほうは、如何にレベルを上げるかを考えます。でも、低いレベルじゃななきゃいけない場合もあるんですね。これって面白い視点ですよね。こういうところに、ブレークスルーはあるのかもしれないなと、ちょっと思いました。

それにしても、河野先生は、お話がお上手で一気に引き込まれてしまいました。こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、話上手は、才能だなと思います。自分のアピールしたいことを他人に理解して貰う。簡単なようで、とても難しいことですよね。求心力のある人になるには、最低限必要なことなんでしょうね。まあ、たまに悪いほうへその才能を発揮される方もいるようですけど。
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2009年02月15日

またUWBチップ撤退

またUWBチップ撤退

 また、UWBチップから撤退してしまいました。 このTZeroという会社は、最後の砦に近かったんじゃないかな〜。世の中、やはり不況なんですね。
 このUWBというのは、次世代の通信方式として、期待されていた、高速通信方式の一つです。通信を高速にするための手法の1つは、一回に送れるデータを増やすことなのですが、増やす方法として一番簡単な考え方は、通信の土管を広くすることです。これまで、1Mbpsで通信出来ていた土管があれば、これを2つにまとめれば、単純計算で、2Mbpsになります。でも、単純に土管を増やすということは、それだけ、通信出来る回線が少なくなることになります。これまで、10人の人が、1Mbpsで通信できていたとすると、2つにまとめれば、2Mbpsになるけれど、通信出来る人は、5人になってしまいます。これでは、通信容量が増えたことにはならないので、トータルとして、容量がアップするような通信方式がいろいろなところで、検討されているようです。
 ぼくも、詳しくは知らないのですが、UWBは、3.1GHz〜10.6GHzという広い周波数帯域を、雑音レベルくらいの低いレベルで拡散して通信容量を稼ぐ方式のようです。(詳しくは、こちら)他の通信との共存が課題のようでしたが、これがうまくいくと、100Mbps以上の無線通信が出来ると言われていたので、期待していました。ちなみに、この通信方式は、出力レベルが小さいので、近い距離でないと、うまく通信出来ないようです。使える用途は、限られてくるのかも知れません。
 この通信方式に興味を持ったのは、動画を無線で送ることをいろいろ考えていたときに、今の無線速度では、通信速度的に厳しいんだなと思ったからです。カメラ出力を無線でやりとりすることなんて、誰もが考え付きそうなことだけれど、世の中にそれほどないんですよね。なんでなんだろうと思ったのですが、やはり理由があって、今のメジャーな通信規格だと、QVGAの動画でも、結構厳しいんですよね。だから、H.264のような圧縮技術を駆使して、現在の無線通信システムで、がんばっているのが現状のようです。
 ぼくは、この方式、とてもユニークな発想で、面白いと思ったのですが、やっぱり、ビジネスがからむと、いろいろと難しいんですね。技術は、儲かる技術がいい技術ではなく、いい技術が儲かる技術にならなければ、世の中、いろいろな人が不幸になるような気がします。いろいろな力が作用するのでしょうが、最終的には、いい技術が残ってくれる世の中になって欲しいものだと、つらつらと考えてしまいました。


posted by mogura at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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