2011年09月24日

コンテンツビジネスの現状

 この間書いた、ジブリ汗まみれを聞いているのですが、「その夜。れんが屋には、ただならぬ面々が集まっていました。」という回は、とても面白かったです。集まった面々は、以下の方々で、メンツだけ見ても、興味をそそられます。

高井英幸 前東宝代表取締役社長
塚越隆行 ウォルトディズニースタジオジャパンゼネラルマネージャー
堀田秀彦 東宝映像事業部
依田謙一 読売新聞YORIMO
川上量生 ニコニコ動画を運営するドワンゴ代表取締役会長兼スタジオジブリプロデューサー見習い
ワンピースの作者 尾田栄一郎。

 その中で、ドワンゴの川上会長が、コンテンツビジネスの現状について、吠えていらっしゃったのですが、その考え方が、中々鋭くて、面白かったです。

 今のコンテンツは、無料のものが、性能的に一番いいものとなっていて、有料のもののほうが、劣っている。これは、考えたこともありませんでした。著作権者は、自分達の権利を守るため、コピープロテクトなど、いろいろな制限をかけたがります。でも、無料のものは、違法と言われているけれど、これらのものがすべて排除されている。このことは、ユーザーからしてみると、無料なものは、制限がないので、自分の環境に合わせて、好きなように使うことができるものになっていて、正規品は、わざわざお金を出して、使いにくいものを入手していることになります。自分が使いたいと思っている環境で使えないものをわざわざお金を払って入手することになるわけです。

 ぼくは、無料だから、有料コンテンツは売れないのだと思っていました。確かに、その側面もあるかも知れませんが、お金を払う気がある人でも、今のような仕組みだと、お金を払う気にはなれないかも知れないと思い始めています。
 ぼくは、ちょっとした金額であれば、好きな音楽や、電子書籍にお金を払ってもいいと思っています。でも、例えば、音楽を買って、携帯機器や、オーディオ、車など、自分が使いたいと思う環境で、コピーできないということであれば、買うのを辞めるかも知れません。電子書籍にしても、自宅や会社のPCや携帯で見れなくて、iPadでしか見れないのであれば、買わないかも知れません。
 データだけだと、機器のバージョンが上がって、フォーマットが変わったりしたときに、使えなくなって、また買い直さなければいけないことも、起こります。売るほうにしてみれば、いいことかも知れませんが、ユーザーからしてみると、同じものをまた買わなければいけないことに対しては、抵抗があります。

 こう、考えてみると、お金に対する考え方も、変わってきているのかも知れません。本来、価値があるから、お金を払って、その対価を得るというのが、お金のあるべき姿だと思うのですが、有料コンテンツについては、それが成り立っていないように思えます。それでは、何に対して、お金を払っていることになるのでしょうか?無料が破壊しているものは、お金のシステムそのものなのかも知れませんね。

 川上さんは、これから生き残れるのは、サーバー型コンテンツだけだと、仰っています。この辺りも、とても、面白いのですが、長くなりそうなので、この辺で、やめておきます。興味ある方は、是非、お聞きになって見て下さい。





posted by mogura at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | From M | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

鈴木敏夫のジブリ汗まみれが面白い

 フレデリック・パーク展に行ったのがきっかけで、ジブリのblogでもないのかと探して見たら、「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」というラジオを見つけました。このラジオ、ポッドキャストで、過去の放送も聞けるので、最近、時間のあるときに聞いているのですが、とても、面白いです。宮崎駿監督のこととか、作品のこととか、興味深い話がいっぱいです。「宣伝出来ない作品を作ってやる」とか、「何を作ったらいいんでしょうね」とか、普段、自分が矛盾に感じていることは、みんな悩んでいるんだなと、思ったりなんかして、声だけのメディアに耳を傾けています。

 久しぶりに、ラジオを聞いていて、インタビューは、声しか聞けないラジオがとても向いていると、ふと思いました。映像だと、周りの雰囲気が見えすぎるし、活字にすると、違うものになるかもしれない。ラジオだと、言葉にしなければ伝わらないので、ある種ちゃんと整理されたことが聞けて、そのときの抑揚がわかるから、とてもいい感じなんですよね。言葉にしていくって、難しいことなんだけれど、大事なことなのかも知れません。ただ、言葉だけで、人を引き込めるだけの魅力的な、会話がないと、飽きてしまいそうですけどね。
 昔は、なんとなく、ラジオを聞いていた時期があって、音楽なんかは、マイナーな曲とか、たまに聞けたりして、ラジオのほうが面白いと思ったこともあったのですが、最近は、面白みを感じていませんでした。Ustreamなんかで、動画配信もいいけど、こういうラジオを活用したもののほうが場合によっては、良い場合が、結構あるかも知れません。

 久しぶりに、ラジオを見直した出来事だったのですが、ただ、もう少し、聞き取りやすいと良いのになと・・その点、アナウンサーとか、ナレータなど、声のお仕事をされている方は、さすがですよね。

 こういうのって、きっと流行らないんだろうなと思うのですが、なんだか、ちょっと、勿体ないですよね。


 鈴木敏夫さんの本が出たらしいです。興味があるので、読んでみたいと思って、Amazonでチェックしたら、在庫切れになってました。ブームが過ぎてから、ゆっくり読みたいですね。

ジブリの哲学――変わるものと変わらないもの
ジブリの哲学――変わるものと変わらないもの鈴木 敏夫

岩波書店 2011-08-11
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posted by mogura at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | From M | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

フレデリック・パーク展

 テレビを見ていたら、ジブリの高畑勲監督が絶賛するフレデリック・パークさんのことをやっていました。ぼくは、この方を全く知らなかったのですが、表現されている絵が何となくいいなと感じて、思い立って、東京都現代美術館でやっているフレデリック・パーク展に行ってみました。
 行ってみると、ぼくが勝手に想像していた人とは、真逆な感じがしました。ぼくは、あのちょっとふわふわした絵の感じが好きだったのですが、彼の絵は、とてもはっきりした、遠近感に優れた絵が多くて、アニメーションで見た感じで想像していたのとは、ちょっとちがっていました。この絵があって、あのアニメがあるのかも知れませんが、いろいろ、勝手に想像していた人物像とは、違っているとおもいました。

 それにしても、あれだけの数の絵を一人の人間が描いているというだけでも、賞賛に値します。宮崎駿監督は、腱鞘炎を煩っている手で絵を描きながら、人間は、どれほどの絵が描けるんだろうというようなことを仰ってましたが、まさに、その答えがここにあるのかも知れません。
 いろいろなことをされていて、いろいろなメッセージを発している。テレビを作っている人なんかも刺激を受ける方なのではないかと思いました。
 ひとりで、アニメーションを作ってしまった、パークさんに、ぼくは、物作りの刺激を求めて行ったような気がするのですが、確かに、刺激は、ビンビン貰ったような気がするのですが、はっきりとした言葉で、表すことができません。ぼんやりともやがかかっていて、よくわからないけど、何か貰った、そんな感じです。勝手に、想像し、期待していたことから、不意打ちされたので、戸惑っているのかも知れません。

 もう随分、美術館に行ってなかったのですが、たまには、こういうところも、いいものですね。また、面白そうな展示があれば、出かけてみるのも良いかも知れません。

posted by mogura at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | From M | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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